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建通新聞社四国
2015/08/28

【徳島】徳島県警 警察施設長寿命化計画調査開始

 徳島県警察本部は、26日付で警察施設長寿命化計画策定調査を開始した。委託先は槙野一級建築設計事務所(徳島市)。警察本部庁舎など10棟を対象に調査を実施し、県公共施設等総合管理計画における個別施設計画の策定のための基礎資料とする。2016年3月18日までの期間でまとめる。
 対象10棟は県警本部庁舎のほか、分庁舎、徳島西署本館、徳島北署本館、小松島署本館、阿南署本館、那賀署本館、牟岐署本館と別館、石井署本館。ことし3月に策定した県公共施設等総合管理計画に基づき、警察施設の長寿命化を推進するため、個別施設計画の策定の基礎資料となる詳細な現況調査や保全台帳の整備を図る。今回は10棟の調査を対象にしているが、調査は4年程度かけて行う予定で、廃止や統合などを見込む施設を除くほぼ全ての施設(宿舎も含め70カ所程度)を対象に実施することにしている。
 個別施設計画の策定では、施設類型ごとに決めた管理に関する考え方(総論)に基づき、施設の種別ごとに基本的な方針を決め進める。警察施設は施設類型を「警察施設」、種別を「警察本部・警察署」「宿舎」「交番・駐在所」に分類し、警察施設としての個別施設計画(県警察施設長寿命化計画・仮称)を16年度以降にまとめることにている。
 個別施設計画の策定に向けた基本的な方針について、警察本部・警察署では、@点検・診断等A維持管理・修繕・更新等B安全確保C耐震化D長寿命化E統合・廃止F情報管理・共有G計画推進体制の構築−といった視点で個別施設計画の策定を進める。宿舎については計画的な修繕・建て替えの中で民間の資金や活力の活用を検討する。交番・駐在所については、日常の点検などを通じて維持管理と長寿命化を検討し、計画的な修繕・建て替えを行うことにしている。
 今回長寿命化計画策定調査を実施する10棟の各施設概要は次の通り。
 ▽本部庁舎(徳島市万代町2ノ5ノ1)−鉄骨鉄筋コンクリート造地下1階地上11階建て延べ1万4760平方b(1989年度建築)▽分庁舎(徳島市沖浜東3ノ54)−鉄骨造3階建て延べ305平方b(1994年度建築)
 ▽徳島西署(徳島市庄町3ノ5)−鉄筋コンクリート造4階建て延べ2843平方b(1980年度建築)▽徳島北署(北島町鯛浜川久保211ノ1)−鉄筋コンクリート造3階建て延べ3677平方b(2002年度建築)▽小松島署(小松島市日開野町崎田26)−鉄筋コンクリート造4階建て延べ3836平方b(1999年度建築)▽阿南署(阿南市富岡町トノ町1ノ4)−鉄筋コンクリート造3階建て延べ4631平方b(2006年度建築)▽那賀署(那賀町和食郷南川171ノ3)−鉄筋コンクリート造2階建て延べ693平方b(1964年度建築、2012年度改修)▽牟岐署(牟岐町大字中村字山田2ノ1)−本館・鉄筋コンクリート造3階建て延べ1018平方b(1967年度建築、2011年度改修)、別館・鉄骨造2階建て延べ569平方b(2009年度建築)▽石井署(石井町石井1339ノ1)−鉄筋コンクリート造3階建て延べ1185平方b(1977年度建築、2014〜15年度改修)

提供:建通新聞社