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日本工業経済新聞社(群馬)
2015/08/29

【群馬】嬬恋村が本年度内に観光案内所を再建


嬬恋村は本年度、新たな観光案内所の建設を計画している。9月定例議会で詳細が審議され、その後に発注される予定だ。建設場所は、以前あった案内所の跡地となる。火災で焼失後は元の場所から車で5分、徒歩で10分程度の三原にある村所有の建物で運営が行われている。案内所の建設では、周辺地域の活性化を視野に入れた取り組みが検討されている。
観光案内所の建設費用は、当初予算の観光施設工事費9620万円の一部を充てる。設計は本年度、宮崎設計企画(嬬恋村)に委託された。
建設場所は、国道406号沿いの三原大橋と笹平の信号の間で、火災で焼失した観光案内所の跡地に建設する。JR吾妻線万座・鹿沢口駅からも近く、徒歩5分程度に位置する。施設規模は、S造2階建て、延べ床面積約250uになるもよう。前の案内所は延べ床面積約280uと30u程度小さくなるが、今回は観光案内所のみが入居すること、設計内容も以前とは異なるためで、規模の縮小にはあたらないという。
敷地面積は約478uで、敷地内には、駐車場やテラスの設置も検討されており、小さくなった延べ床面積30u分が有効活用されることとなる。
設計や工事内容などは9月の定例議会後に決定され、その後発注される見通し。完成は年度内を目指しており、来年のNHK大河ドラマ「真田丸」の放送に合わせたい考え。建物内には観光案内をはじめ、物産品の販売や展示室、ボランティアガイドなどのスペース、事務室、トイレなどが設けられる。村の担当者はサービス面にも力を入れたいと話しており、Wi−Fiサービスの提供などもありそうだ。
建設予定地の向かい側には、ガソリンスタンドがある。村としては、駅に観光案内や電車を待つ間に時間をつぶせるような場所がないため、今回建設する観光案内所や駅前の店舗などが一体となり「道の駅」のような役割を果たす構想を練っているようだ。案内所を再建することで、周辺地域の活性化にもつなげたいとしている。