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福島建設工業新聞社
2015/09/01

【福島】Jヴィレッジ復興・再整備の新営工事/9日にの基本設計公告へ

 県電源地域振興財団(事務局=県企画調整部エネルギー課内)は、Jヴィレッジの復興・再整備で計画している新営工事の基本設計業務について、9日に公募型プロポーザル手続きを開始する予定だ。3日に開くプロポーザル第1回審査会で評価基準など募集要領を固めるが、地域要件は設けず全国から広く提案を募る方針。JVでの参加も認める。
 新設する全天候型サッカー場と、既存センター棟に増築する新ホテル棟に加え、取付道路など財団が担当する全工事の基本設計業務を一括で委託する。
 全天候型サッカー場はRCかS造の延べ面積1万平方b(120b×80b)、高さ20〜50bで計画。屋内に人工芝サッカーグラウンド1面、更衣室、トイレなどを備える。新ホテル棟も構造はRCかS造。延べ面積は3000平方bで客室(約120室)、コンベンションホール、大浴場などで構成する。概算建設費(設計含む)はサッカー場が25〜30億円、ホテル棟が15〜20億円。
 Jヴィレッジの復興・再整備は、廃炉拠点として現在、施設を利用している東京電力による原状回復と、施設所有者の財団が行う新設工事が中心。国内有数のサッカーのナショナルトレーニングセンターを、新たな付加価値を付けて復興を世界に発信するシンボル施設として再整備する。
 昨年度に基本構想を策定。6月末に新営工事の発注者支援などのCM業務を明豊ファシリティーズに委託している。28年度の実施設計、同年度内の着工、30年夏までの完成を目指している。