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建通新聞社四国
2015/09/01

【徳島】四国地整 四国に精通した技術者育成目的の実績評価業務を試行

 国土交通省四国地方整備局は、四国での実績が優れた企業と技術者を高く評価し、「四国に精通した技術者の育成」を図る業務の試行に乗り出す。
 業務の企業と技術評価で従来の同種・類似業務実績に四国地整の同種実績を加え、四国同種、四国外同種、類似業務に3区分し、四国同種業務を優位に評価する。また、国土交通省および沖縄総合完了業務平均点の全国対象にしていた成績評価配点を、四国地整完了業務平均点で評価。四国地整表彰実績も四国地方整備局の表彰実績のみを評価し、局長表彰と事務所長表彰の点数をそれぞれ上げる。
 試行対象は徳島河川工事事務所が9月上旬に簡易公募型プロポーザル方式で公示する「平成27年度内原高架橋詳細設計業務」(阿南市内原地区)。国道55号桑野道路で計画されている橋長370b、上部工形式は鋼8径間連続鈑桁橋。
 本年度は当面、内原高架橋詳細設計業務を対象に試行し、プロポ参加者と受注者との差異や四国に精通した設計内容などを分析、検証しつつ試行拡大の有無を判断する考えだ。
 四国実績を重視した業務の試行は、インフラが適切に維持管理されるよう施設の老朽化対策に取り組む一方で、施設の維持管理で当初の設計段階から四国の地質や気象条件その他、地域の特徴を踏まえ将来のメンテナンスを考慮した設計を行うことが重要との判断から取り組む。四国に精通した優秀な技術者を育成する狙いもある。

提供:建通新聞社