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日本工業経済新聞社(山梨)
2015/09/03

【山梨】14年度の県内道路施設点検結果

 県内の道路管理者で組織する県道路メンテナンス会議は、2014年度に行った道路施設の点検結果をまとめた。橋梁は795橋を点検し、緊急に措置を講ずべき状態の「判定区分W」は無かったが、早期に措置すべき「判定区分V」は67橋(全体の8・4%)、支障は無いが予防保全を措置すべき「判定区分U」は510橋(全体の64%)だった。健全である「判定区分T」は218橋。(2面に発注者別の点検結果)
 トンネルは11カ所を点検。結果は、Tが2、Uが3、Vが3、Wが3。Wの3トンネルは国土交通省の管轄(国道20号観音トンネル、国道139号都留トンネル、国道52号万沢トンネル)で、緊急措置(はく落防止工)を15年度に実施する。
 道路付属物(大型カルバート、横断歩道橋など)については、65カ所を点検。結果は、Tが6カ所、Uが44カ所、Vが15カ所、Wが0カ所。
 点検結果を受けて、各道路管理者には計画的な修繕や利用状況を踏まえて橋梁などの集約化・撤去などを行うことが求められる。
 道路法の改正によって、橋梁やトンネルなどは5年に1回、近接目視による点検が必要になった。そのため県内の道路管理者は道路メンテナンス会議を設置し、メンテナンス業務の地域一括発注などで点検を推進している。