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建通新聞社(中部)
2015/09/14

【三重】四日市・鈴鹿水域など流域別下水道整備総合計画策定へ

 三重県県土整備部は、流域別下水道の「四日市・鈴鹿水域」など県内の4水域を対象にした「流域別下水道整備総合計画」(以下、流総計画)の策定業務に着手した。各流域の現行計画を現況に照らし合わせて見直し、合理的な下水道整備の方針を示す。本年度が計画を策定するための基礎調査業務の初年度で、計画の策定には2〜3年かかるものとしている。調査業務は、日水コン三重事務所(津市)が担当、調査工期は180日。
 対象水域は、県下で下水道計画を進める「四日市・鈴鹿水域」、「中南勢水域」、「英虞湾水域」、「淀川水系木津川上流水域」の4水域。
 流総計画は、水質環境基準を達成し維持するために、流域ごとに合理的な下水道整備の方針を明らかにし、下水道計画区域や根幹的施設の配置・能力、事業の実施順位などを定めるもので、下水道法で策定が規定されている。閉鎖性水域では、終末処理場ごとにチッ素やリンの削減目標量を定めることになっている。
 流総計画が各流域内の公共下水道などの上位計画に当たるため、市町の公共下水道と県の流域下水道の事業計画を適合させていくことになる。
 今回、現行計画が策定されてから一定期間を経過したため、社会情勢の変化を踏まえて見直しを行う。計画案策定後、河川協議など関係機関との調整に数年かかるものと見込まれている。
 調査では、4水域の24市町を対象に、「水環境」、「排水量と汚濁負荷量」の現況と見通しのためのデータ収集・算定などを行う。「水環境」については、▽水質環境基準の類型指定の状況調査▽河川整備計画など諸計画との調整▽水道用水などの水利用の現況―などを調査する。「排水量と汚濁負荷量」については、▽人口推計▽将来の産業の見通し▽排水量(家庭、営業、工場、畜産、観光の各分野を推定)▽下水道終末処理場の現況と拡張・改良計画、耐用年数▽し尿処理施設の排出負荷量―などを調査する。
 対象の4水域の現行計画の主な内容は次の通り。
〈四日市・鈴鹿水域〉
 対象市町は、桑名市、四日市市など5市5町。主な水域は員弁川など。現行計画は2014年12月に策定。基準年度は04年度。目標年度は25年度。整備予定区域は、計画区域面積が2万3406f、計画人口が73万3270人、計画汚水量は、日最大43万0269立方b。
〈中南勢水域〉
 対象市町は、津市など3市6町。主な水域は雲出川など。現行計画は14年12月に策定。基準年度は04年度。目標年度は25年度。整備予定区域は、計画区域面積が1万9845f、計画人口が54万0620人、計画汚水量は、日最大30万5978立方b。
〈英虞湾水域〉
 対象市町は、鳥羽市など2市1町。主な水域は英虞湾など。現行計画は12年8月に策定。基準年度は04年度。目標年度は25年度。整備予定区域は、計画区域面積が1931f、計画人口が4万9510人、計画汚水量は、日最大2万6727立方b。
〈淀川水系木津川上流水域〉
 対象市町は、伊賀市、名張市の2市。主な水域は木津川など。現行計画は12年2月に策定。基準年度は04年度。目標年度は25年度。整備予定区域は、計画区域面積が2457f、計画人口が6万7350人、計画汚水量は、日最大3万4658立方b。

提供:建通新聞社