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福島建設工業新聞社
2015/09/10

【福島】ロボット分野施設整備を要求/来年度予算でイノベ構想具体化

 経済産業省は、浜通り地域の経済復興へ向けて6月に報告書を取りまとめた「福島・国際研究産業都市(イノベーション・コースト)構想」に関して、28年度概算要求に構想実現可能性調査等補助事業費1億円と、ロボット分野のテストフィールド・研究開発拠点等整備事業および共同利用施設整備事業を事項要求として新規に盛り込んだ。予算額は実施主体も含めて年末の予算編成までに詰める見通しだ。
 ロボットテストフィールド整備事業は、小型無人機をはじめ、陸上や水中を問わず災害対応ロボットなどの実証実験が行えるエリアと設備環境を整えるもの。実証用モックアップをはじめ、管制塔や各種水槽、滑走路などの整備も想定されている。
 併せて、テストフィールドでの実証結果を評価し、継続的な開発・実践活動を行うための研究開発等施設の整備も検討している。
 ロボット分野の先進的な共同利用施設も整備を計画。県内では、廃炉関連や医療機器等分野でロボットの技術開発が求められているほか、地元中小企業からもロボットに関する技術指導や試験設備を求める意見があることから、研修棟を併設した共同利用施設を整備する。
 同施設には、研究室や工作室をはじめ、レーザー加工装置室、ロボットの標準試験設備や多目的試験スペースなどの配置を想定している。研修棟には宿泊機能を持たせる考えだ。
 これら施設は、29年度までに整備する方向で検討している。実施主体についても同省と県で協議を進め、年末の予算編成までに予算額を含めて詰める方針。
 構想の実現可能性調査は、構想に盛り込み事業化に至っていない@ロボットテストフィールドA国際産学連携拠点BスマートエコパークCエネルギー関連産業プロジェクトD農林水産プロジェクト―など、県や民間企業が主体となるプロジェクト調査に補助する。プロジェクトの実施体制、拠点の機能、他機関との連携や機能分担などに関する調査費用を補助することによって、事業化や拠点整備につなげる狙いだ。