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大分建設新聞社
2015/09/12

【大分】「碩田中学校区新設校」が着工、29年4月開校目指して 

 大分市の住吉、中島、荷揚町の3小学校を統合し、29年4月に碩田中学校との小中一貫校として開校する「碩田中学校区新設校」の工事安全祈願祭が11日、開かれた。本体を施工する梅林・後藤・セキ・朝来野JVが主催した。
 三浦享二市教育長など市関係者、電気設備の河野・玄武・南部JV、空気調和設備の鬼塚産業・日本暖房鉄工・ニッショーJV、給排水衛生設備の但馬・ハザマ・鶴友JV、設計者の椛至驩謳ン計大分支店の代表者、現場担当者、地元代表など、約100人が出席。神事では、関係者が玉ぐしを捧げ、工事の無事完成を祈願した。
 新設校は、解体した碩田中学校跡地に建設する。敷地面積は2万912・68平方bで、校舎棟は、S造6階建て延べ1万7419平方b、アリーナ棟がRC造3階建て延べ4292平方b。校舎棟は、約70平方bの普通教室が小学校32室、中学校16室の全48室、英語教室4室、理科室4室、音楽室2室、調理室1室、ランチルーム、児童育成クラブ、地域連携室などが整備される。
 また、エレベータ―2基(1基は給食コンテナ用)、3階テラスの散水用に雨水利用施設、出力5・5`hの太陽光発電システムなども設置される。
 アリーナ棟は、1階に919・6平方bの屋内プール(25b×6コース)と228・83平方bの武道場、2階は1964・48平方bの大アリーナ、228・83平方bの小アリーナ、3階は物置など。工期は、29年2月末まで。同4月に開校する。今回の工事費合計は、51億2353万円。
 新設校は、児童、生徒の育ちを重視した4―3―2制とし、通常の小1〜小4までを前期の定着期、小5〜中1までを中期の活用期、中2〜中3を後期の発達期と位置付けて教育する。また、全学年で英語授業、中期での教科担任制など特徴ある教育活動を進めていく計画だ。
 新設校建設以外の工事では、28年度に、碩田中のプールと武道場を解体、29年度に住吉小を解体して大グラウンド整備、新設校横に小グラウンド整備、新設校と大グラウンド(住吉小跡地)を結ぶ歩道橋建設などが計画されている。 

提供:大分建設新聞社