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建通新聞社四国
2015/09/15

【徳島】徳島県の一般会計9月補正案 88億円追加

 徳島県は、88億1359万円を追加する一般会計補正予算案を発表した。当初からの累計額は4897億8259万円。経済・雇用対策の推進に約4億円、安全・安心対策の推進に約29億円、大胆素敵とくしまの実現に約4億円を充て、地方創生の深化に向けた県独自の施策を展開する。また、財政健全化の推進に向け50億円を財政調整基金として積み立てる。17日から開会する県議会定例会に上程する。
 補正のうち、投資的経費は19億4542万円。内訳は補助事業17億円、単独事業2億4490万円。安全・安心な地域医療体制の充実を図るため、阿南中央医療センター(仮称)整備支援事業(地域医療介護総合確保基金事業)として10億円、四国横断自動車道(徳島東IC〜徳島JCT間)の測量・物件調査を進める高速自動車道対策事業として1億円を確保。このほか医療施設スプリンクラー等整備事業費8279万円、保育所整備事業費補助金7080万円、G空間防災システム・Lアラート連携推進事業に5000万円などを盛り込んでいる。
 補正予算案のうち、主な事業の内訳は次の通り(▼は新規)。
 ▼未利用木竹材利活用推進モデル事業(木質バイオマス需要増大に対応し、新次元林業プロジェクトによる増産や未利用木材の生産・集出荷システムモデルの構築、竹林の伐採・搬出・加工手法の検証など)−1000万円
 ▼G空間防災システム・Lアラート連携推進事業(災害時情報共有システムを基盤にした防災業務支援システムの構築、Lアラートを活用したカーナビの情報配信基盤整備)−5000万円
 ▼次世代エコカー災害時活用モデル事業(防災センターにEVとEV送受電設備システムを設置。燃料電池自動車も加え、災害時に非常用電源を確保する取り組みを加速化する)−550万円
 ▽とくしま無料Wi−Fi推進事業(指定避難所等へ公衆無線LANアクセスポイントを整備)−2000万円
 ▽高速自動車道対策事業(四国横断自動車道徳島東IC〜徳島JCT間の2019年度供用予定に合わせ、用地事務を迅速かつ円滑に進めるため、用地取得に必要な測量・物件調査を一括して実施する)−1億円
 ▽地域医療介護総合確保基金事業(新規事業の仮称・阿南中央医療センター整備支援事業10億円など)−14億7397万円
 ▽医療施設スプリンクラー等整備事業(有床診療所等の防火対策としてスプリンクラー等の設置を支援)−8279万円
 ▼地方創生「住みたい徳島」推進事業(地方創生を見据えた空き家対策を総合的に推進。推進協議会の設置、住宅対策総合支援センターの開設、空き家判定士の認証・登録制度創設、空き家利活用の機運醸成を図るシンポジウム開催など)−1350万円
 ▽認定こども園整備事業費補助金−1701万円
 ▽保育所整備事業費補助金−7080万円
 ▽未利用エネルギー導入による地方創生支援事業(現行の地域自然エネルギー導入支援事業における技術支援に加え、小水力発電導入可能性調査を実施し、市町村などに必要な基礎資料を提供)−1000万円

提供:建通新聞社