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日本工業経済新聞社(山梨)
2015/09/15

【山梨】11月に仮供用と撤去し周辺道路は18年度 笛吹市の砂原橋

 笛吹市は、本体橋梁が完成している砂原橋について、11月から仮供用を開始し、同時期に旧橋撤去にも取り掛かる予定であることを明らかにした。市議会第3回定例会の小林始議員の代表質問で、倉嶋清次市長および河野正美建設部長が答弁したもの。
 砂原橋は舗装も含めた本体のほか、周辺道路の左岸側(八代側)の一部L約300mが完成しており、未施工区間として右岸側(石和側)L約270mと八代側のL約1100mを残す状況。用地交渉の進ちょく具合に左右される部分はあるものの2018年度末の完成を見込んでいる。
 旧橋は16年5月まで使用許可を得ているが、今年11月に新橋の仮供用開始とともに現橋撤去にも取り掛かる。撤去作業は3カ年で行う計画だ。仮供用にはL30mにわたる仮舗装も必要としている。
 また、同議員は過疎地域自立促進計画への質問も取り上げ、倉嶋市長は今後の計画について、芦川地区に対する過疎対策事業債の財政支援は重要であるとしたうえで「16〜20年度5カ年の新たな計画を、16年3月議会に上程できるよう策定作業を進めていく。去る5月に開催した芦川地区審議会で計画策定の説明を行い、意見集約をお願いした。問題点を把握し、解決策を住民と考えていきたい」と計画策定に向けての動きに言及した。
【写真:解体を待つ現橋(手前)と仮供用を控える新砂原橋】