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日刊建設工業新聞
2015/09/16

【鳥取】県土整備部/技術者の卵18人参加し初開講

 県内建設業の2級土木施工管理技士資格者を増やそうと、県の受験対策講座が15日から中部総合事務所で始まった。40歳以下の技術者の卵18人が参加。10月の試験本番に向けて受験対策に取り組む。
 建設業の担い手育成で県土整備部が初めて開講した。県内技術者1600人の年齢構成は、50代以上が52%と半分を超え、30代以下は22%。今後、いかに30代の有資格者を確保するかが課題になっている。
 講座は難易度が高い「実地試験」対策(施工経験記述対策)に特化。第1回の講習では、地域開発研究所の専任講師が出題傾向と対策、実地試験演習を16日まで指導。その後、シルバーウイークの連休期間中を論文作成に充て、第2回の講習は10月6、7の両日、論文を添削して復習、完成させる。
 全国建設研修センターが全国各地で実施する本番の試験は10月25日にある。
 2級土木施工管理技士について、県土整備部は「現場技術者として最低限、必要な資格」(技術企画課)と話しており、資格者を増やして業界への定着率を高めるねらい。
 今回の受講者が所属する会社は、すべて同部の担い手育成メニュー「スキルアップ研修事業」を活用。研修期間中、参加者の不在で空いた業務をフォローするための人件費相当額が助成される。