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建設経済新聞社
2015/09/17

【京都】兵庫の正峰会が人工透析施設 西舞鶴の国道27号沿いに計画

 舞鶴市の西舞鶴地区に人工透析治療施設の建設が計画されている。
 事業主体は兵庫県西脇市で大山病院等、舞鶴市で介護老人保健施設アザレア舞鶴を運営する社会医療法人社団正峰会(理事長大山正氏、兵庫県西脇市)。建設用地としてJR西舞鶴駅から西側の国道27号沿いの更地約1800uを確保した。現在、設計等の準備が進むという。
 西舞鶴地区への人工透析施設建設を巡っては、25年にJR西舞鶴駅の東側での建設計画が浮上。舞鶴市が舞鶴市土地開発公社の土地約2900uを買い戻した後、同法人に有償で貸し付け、同法人が住宅型有料老人ホーム50室を併設した5階建の人口透析治療施設を建設する計画が進められたが、一般社団法人舞鶴医師会が市所有の土地への有料老人ホーム建設に反対するなどしたため、建設計画が暗礁に乗り上げていた。
 今回、JR西舞鶴駅の西側に新たに土地を確保し、人工透析治療施設等の建設を進める計画。
 西舞鶴地区には人工透析治療施設が無いため、市内の人工透析患者は東地区にある舞鶴共済病院等に通院しているケースが多いという。透析患者にとっては、交通利便性の高い鉄道駅の前に人工透析治療施設ができることになり、早期開設が期待される。