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日刊岩手建設工業新聞社
2015/09/18

【岩手】綾井・土屋・IEE設計JVに 気仙小新校舎

 陸前高田市は、市立気仙小学校の新校舎建設を計画。建築設計業務を基本、実施設計一括で公募型プロポーザル方式により審査した結果、最優秀者に綾井・土屋・IEE設計共同企業体(綾井新建築設計、鞄y屋辰之助アトリエ、葛ウ育環境研究所)を特定した。業務の履行期限は17年3月を予定。9月末から10月頭にも正式契約になる模様。新施設は、18年度中の供用開始を計画している。
 プロポには58者が参加し、うち42者が技術提案書を提出。1次審査で6者に絞り、14日に最終審査を実施した。結果、最優秀者に綾井・土屋・IEE設計共同企業体を選定。次点は叶ツ木淳建築計画事務所だった。
 最終審査で示した綾井JV案では、学校は職員室棟、教室棟、体育館、プールの四つで構成。各建物に木造の屋根を造り、気仙材や気仙大工の技術を取り入れたい考えも語った。
 敷地西側から職員室棟、教室棟を配置。体育館は市中心部から見えるよう、敷地の一番東側に置き、新しい造成地のシンボルとすることを提案した。
 教室棟は、中心に吹き抜けのホールと図書館を置き、教室などをコンパクトかつ一体感と活気が感じられるように配置。コンパクトな建築計画により、コストを抑制することも提案。敷地内には広場を設け、地域住民が体育館、図書館に直接入ることが可能としている。
 また、施設を二重床にし、配線、配管などの変更をしやすくする案も示した。
 気仙小学校は、震災で被害を受けた旧気仙小と旧長部小を統合し、13年4月1日に創立。校舎は旧長部小学校を活用している。
 新たな学校の建設場所は気仙町地内で、造成が進む今泉地区の高台南端に整備を予定。敷地面積は約1万9000平方メートルを計画。施設は、団地の中心的な建物となる見込みだ。
 業務内容は、同小の基本設計・実施設計一式(建築、電気設備、機械設備、外構)と、学校づくりデザイン会議、(仮称)気仙小学校学校づくり懇話会への参加、資料作成。
 公告時の施設の条件では、施設面積として校舎が3200平方メートル程度、体育館が900平方メートル程度、プールが900平方メートル程度を想定。生徒の定員は70人程度、クラス数は6クラス十特別支援学級、想定職員数は20人程度としていた。
 事業予算(予定)は、設計・監理費、本体工事費、外構工事費、備品費(什器・家具等)を含み、約23億円(税込み)を設定。
 事業スケジュールでは、15年度で基本設計、16年度で実施設計を策定。17年度から工事と移転準備を進め、18年度の供用開始を計画している。