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建通新聞社(中部)
2015/09/25

【愛知】北名古屋市 11建設事業を要望

 北名古屋市は、開会中の市議会で、今後整備・検討を促進させたい水場川改修事業など11件の建設事業に関する要望書を建設常任委員会(大野厚委員長)に提案し、全会一致で受託した。
 要望した11事業は次の通り。
 ▽一級河川水場川改修事業―一級河川新川の一次支川で、流域面積10・1平方`、河川延長5・96`。流域は名古屋市、清須市、北名古屋市の3市で、北名古屋市の流域は7・1平方`。河川への雨水流出を抑制するため、計画貯留量1万2550立方bの確保に向け、2014年度に天神中学校周辺に3900立方の貯留施設を整備。今後は、沖村西部地区の開発と整合を図りながら河川改修を推進する。
 ▽一級河川鴨田川改修事業―一級河川新川の一次支川で、流域面積7・1平方`、河川延長3・44`。現在、河川改修が完了しているのは、河川整備計画改修区間に対して約40%。護岸の老朽化も著しいため、河川、護岸の改修を推進する。
 ▽一級河川中江川改修事業―合瀬川に合流する流域面積6・3平方`、河川延長2・7`。05年に合瀬川合流点に排水能力毎秒25立方bのポンプが完成したが、上流域の面積3・5f、貯留量6万立方bの同川遊水地の用地買収の完了、早期整備を要望。
 ▽一級河川新中江川改修事業―中江川に合流する流域面積0・8平方`、河川延長1・6`。下流部で直角に屈曲し流れを阻害し、また、中江川の排水の影響や無堤河川でもあるため、浸水被害が発生している。これら状況を早期解消するために河川改修を要望。
 ▽一級河川五条川改修事業―一級河川新川の一次支川で、流域面積114・8平方`、河川延長28・2`。鉄道立体交差化事業と同調した河川改修と、同川プロムナード計画のうち、徳重地区と鍛治ケ一色地区の交流拠点整備を推進。
 ▽天保橋再築事業―橋長51b、幅員16・8b。岩倉市と再築を協議し推進。
 ▽名鉄犬山線周辺のまちづくりと鉄道立体交差化事業―11年度から進めている連続立体交差事業の調査・検討の継続。
 ▽県道名古屋豊山稲沢線の自転車歩行者道整備―延長1400b、幅員16b。歩道が未整備で通過車両と接近し危険な個所があるため、鉄道との立体交差化に影響のない区間の早期整備を要望。
 ▽北名古屋市ごみ焼却工場建設事業―現在、同市と名古屋市、豊山町の共同で建設に向けた手続きを進めている。主要地方道名古屋中環状線などに乗入口を確保するための協議調整など事業推進を要望。
 ▽主要地方道春日井稲沢線など主要な交差点などの整備―右折帯が未整備の交差点があり、日常的な渋滞や緊急車両の通行に影響を及ぼすなど多くの交通問題が発生しているため早期改良。また、鴨田川右岸道路の整備、村前橋付近の交差点改良の検討。
 ▽新川流域下水道(新川東部処理区)幹線管渠整備、浄化センターの効率的維持管理―計画的な整備推進、維持管理。

提供:建通新聞社