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日本工業経済新聞社(山梨)
2015/09/28

【山梨】学習館や町道124号線整備 昭和町が人口ビジョン総合戦略案

 昭和町は、人口ビジョンおよび総合戦略案を公表し町民からの意見募集を行っている。2040年の推計人口が県内で唯一プラスと見られる同町は、60年の目標人口を現在よりおよそ890人増として、魅力ある住環境、人が集うまちづくりなどの方向性を定めている。
 社会保障・人口問題研究所がまとめた2040年の推計人口によると、同町は県内の市町村のなかで唯一、10年との比較で増加との予測が出されている。60年の人口設定を2万200人に据えて、基本的方向としては「子育てに優しい」「住み続けることができる」「魅力ある住環境」「人がつどう」をキーワードとしたまちづくりを掲げている。
 これらの基本的方向からは「住む」というひとつの軸が浮かんで見え、人口増が続く区画整理事業地内や市街化区域に対し調整区域の土地利用のあり方が課題となるとともに、受け皿となる公共施設の更新、リニアを代表する広域交通網の整備に伴うアクセス向上などへの具体策が示されている。
 市街化調整区域では開発許可に関する条例整備とともに、都市計画マスタープランの見直し、町道124号線整備が施策とされている。不足する公共施設としては、生涯学習館と憩いの桜公園(ともに仮称)の新設、総合会館の改修により対応。リニア中央新幹線新駅に関連しては、調査・研究を進めるなか昭和玉穂中央通り線などの整備を促進。既存工業団地基盤整備も視野に入れるなどして、戦略案はまとめられている。
 なお意見募集は、総務課政策秘書係を窓口に10月3日を期限に実施されている。
【表:重点プロジェクトに沿った主な施策・事業】