トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社(静岡)
2015/09/30

【静岡】静岡県 森の力再生事業を16年度以降も継続へ

 森の力再生事業と、その財源となる「森林(もり)づくり県民税」の今後について、川勝平太知事は有識者会議や県民アンケート結果などの「事業継続すべき」との意見を踏まえて、引き続き「もりづくり県民税」の負担を求め、2016年4月以降も森の力再生事業に取り組んでいく方針を示した。28日の静岡県議会9月定例会代表質問に答えた。
 森の力再生事業について川勝知事は、「(最終年度の)15年度末で目標とした1万2300fの荒廃森林の整備を完了する」との見込みを示した上で、「今後も緊急に整備が必要な荒廃森林が1万1000fあり、森林所有者による整備は困難」との状況を説明した。
 また、事業効果として、▽実施箇所では植生の回復などにより、山地災害の防止や水田の涵養など森林機能が向上▽中山間地域の雇用創出などの波及効果の表れ−を挙げた。一方で、近年、集中豪雨が頻発し、山地災害の発生リスクが高まる中、森林所有者による整備が困難な状況にあるとともに、竹林などでは新たな荒廃が進行し、シカによる食害が助長している点を課題として示した。加えて実態調査では、今後緊急に整備が必要な荒廃森林は1万1000fと見込まれるとした。
 事業の今後については、有識者で構成する静岡県森の力再生事業評価委員会などが「事業を継続するべき」との意見を出し、本年度に実施した市町長や商工団体関係者の個別訪問では9割を超える「事業継続に賛成」の意見があった。タウンミーティング、県民アンケート調査では、おおむね8割程度の人が現在の税負担について理解を示し、「引き続き事業を継続すべき」との意見を述べていることを紹介した。
 現状と県民からの意見などを総合的に考えて、引き続き「もりづくり県民税」の負担を求め、16年4月以降も森の力再生事業に取り組んでいく方針。もりづくり県民税の継続に必要な条例の改正については「12月県議会に諮りたい」との意向を示した。

提供:建通新聞社
(2015/9/30)

建通新聞社 静岡支社