トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建設経済新聞社
2015/09/30

【滋賀】彦根総合運動公園基本設計 10月中にも公告へ

 滋賀県は、36年国体の主会場となる(仮称)彦根総合運動公園の基本設計に今年度着手を予定、今後、契約審査会を経て、はやければ10月中にも公告する。発注方法は「プロポーザル方式以上」の見込み。また、第1種陸上競技場などの建築仕様の検討委員会を年内を目途に設置、公園基本設計と並行して、委員会を3回程度開き検討する。
 8月に策定した同公園基本計画によると、現彦根運動場敷地約14fを8f拡張し、22f確保。主な施設では第1種陸上競技場、第3種陸上競技場、庭球場、緑の広場を整備、野球場を存置する。整備にあたって、県産木材など地場産の素材を活用、隣接する彦根城など周辺景観等との整合性や歴史性に配慮したデザインとする。
 第1種陸上競技場のベース案では、メインスタンドの高さが一般的に25〜30mに対して、「各階の階高を必要最低限とする」、「メインスタンドの観覧席段数を必要最低限とする」、「屋根構造をシンプルなトラス構造とし中間支柱を設ける」などの工夫により抑制、23mとした。
 事業方式は従来方式により県が整備し、管理運営を指定管理者制度で民間委託する。
 施設整備のスケジュールでは、公園の基本設計・実施設計を29年度末まで、基盤整備(既存施設解体、基盤工事、地盤対策工事)を29年度半ば〜32年度、公園整備工事第1期工事(国体関連)を31年度初め〜33年度末に、建築施設計画設計を30年度末まで、建築施設工事を31年度初め〜33年度末に進める。リハーサル大会35年度、本大会36年度、公園整備工事第2期工事37・38年度。
 主な施設の概要は次の通り。
▽第1種陸上競技場=400m×9レーン、フィールド内はサッカーなど多目的利用可能、固定席1万5000席程度と芝生席を含め2万人程度収容、諸室―観客席下に管理諸室、器具庫、室内走行路等を整備、施設面積約3・8f、うち建築面積約1・8f
▽第3種陸上競技場=400m×8レーン、フィールド内はサッカーなど多目的利用可能、付属施設は管理棟および器具庫を整備、夜間照明灯の設置を検討、施設面積約2・1f、うち建築面積約0・05f
▽庭球場=競技用砂入り人工芝コート12面、管理棟、観客スタント(約1000人収容)、夜間照明灯を設置、施設面積約1・0f、建築面積0・1f
▽駐車場=約1100台
▽駐輪場=約380台
▽野球場(存置)
▽園路・広場=緑の広場、エントランス広場、メイン広場など