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　岡山県内の道路の渋滞対策をより効果的・効率的に進めるため、国や県など道路管理者や県警察、高速道路会社など道路行政関係者が連携して渋滞解消の取り組みなどを協議する岡山県道路交通渋滞対策部会（会長・池田裕二岡山国道事務所長）の２０１５年度第１回会合が２日に岡山国道事務所で開かれた（写真）。
　池田会長はあいさつで、「（渋滞対策は）ネットワーク整備などの抜本対策を待つのではなく、出来るところからやっていかねばならない。さまざまな対応が考えられると思うが、実現には多くの関係機関の協力をいただかなければならない。今後も積極的に努力し対策に取り組んでいく」と述べ、渋滞解消に向けた関係者の協力を呼び掛けた。
　13年１月に公表した主要渋滞箇所71カ所・５ゾーンの対策の実施・検討状況について、基本方針の確認や経緯を踏まえながら事務局が説明。主要渋滞箇所のフォローアップでは、最新点検で選定基準に非該当とされた北浜交差点と百間川橋交差点の２件を引き続き経過観察とした。
　検討事項で各地区における具体的な対策事例や既存の道路空間を最大限に活用した短期対策（案）、ビッグデータの活用などを報告。今後の方針として、しっかりと要因分析を重ね、可能なところから対応を図り、次回会合には渋滞の緩和や解消につながる好事例５〜10件程度を抽出し、有効施策の共有につなげたいという考えが示された。

（提供：建通新聞社）