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日刊建設タイムズ社
2015/10/09

【千葉】来年度で候補地等検討/匝瑳市民病院建て替え/19年度の着工めざす

 匝瑳市は、施設の老朽化する国保匝瑳市民病院(八日市場イ1304、菊地紀夫・事業管理者)の建て替えを計画している。来年度からスタートする市の後期基本計画に事業を位置づけ、2019年度の着工を目指す。来年度で新公立病院改革プランを策定するとともに、学識経験者などで構成する建設検討委員会を立ち上げ、候補地を検討。併せて基本構想、基本計画の策定に着手したい意向。
  同病院については、12年に国保匝瑳市民病院改革プラン評価及びあり方検討委員会が「匝瑳市民病院の今後のあり方」について提言。その中で病院施設について「個室が狭隘でシャワー・風呂がない」「雨漏りがある」など施設の老朽化を指摘。病院を閉鎖することなく継続していくためには早い時期の建て替えが必要と提言。病院規模については、急性期病棟110床、回復期リハビリテーション病棟25床、緩和ケア病棟10床の合計145床とすることが提案された。その後、新生匝瑳戦略会議などで検討が進められていた。
  同病院は1958年に40床の国民健康保険直営病院として開設され、その後、増改築により増床を重ね、84年に「国保八日市場市立病院」に名称を変更し、現在の157床になった。92年には在宅介護支援センターを併設し在宅ケアを開始し、「国保八日市場市民総合病院」に名称を変更した。2000年の介護保険施行にあわせてヘルパーステーション「ひだまり」を開設、04年4月には100床の介護老人保健施設「そうさぬくもりの郷」を併設し、地域包括ケアを進めている。また、合併に伴い、06年1月から名称を「国保匝瑳市民病院」とした
 同病院の病床数は157床(うちICU4床、CCU2床)で、このうち145床が稼働している。敷地面積は2万4803・66uで、建物規模がRC造3階建て延べ9306・35u(建築面積6011.03u)。診療科目は内科、外科、消化器科、整形外科、泌尿器科、リハビリテーション科、皮膚科、眼科、耳鼻咽喉科、放射線科、麻酔科、循環器科、呼吸器科、脳神経外科の14科。
  なお、82〜83年度と90年度に増改築工事を実施。80年代の工事は、設計を自治体病院施設センターが担当。施工は建築が畔蒜工務店、空調・給排水衛生設備が芝工業、電気設備が岡野電気工事。90年度の工事は設備一括で畔蒜工務店が担当した。k_times_comをフォローしましょう
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