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建設経済新聞社
2015/10/13

【京都】保環研・衛環研の合築設計 設計候補者は大建設計

 京都府は9日、公募型プロポーザル方式で業者選定していた「京都府保健環境研究所及び京都市衛生環境研究所新築(合築)工事基本・実施設計業務」について、設計候補者として大建設計(大阪市西区)、次点候補者として山田綜合設計(大阪市中央区(26年8月に大阪市天王寺区から移転))を特定したことを明らかにした。設計候補者の大建設計と契約に向け準備を進める。
 第1次審査で技術資料を評価し、意見聴取会議の意見を考慮した上で計4社を選定。第2次審査で業務実施方針及びその妥当性についての技術提案(ヒアリングを含む)に対する意見聴取会議の評価を考慮し、設計候補者及び次点候補者を特定した。
 設計業務内容は▽保環研及び衛環研新築(合築)工事の基本・実施設計▽上記施設新築に伴う外構工事の基本・実施設計▽元京都府立医科大学伏見診療所、駐輪場及び車庫解体工事の実施設計▽倉庫新築工事の実施設計▽現保環研部分改修工事の実施設計。設計の履行期限は29年3月24日。
 建設地は京都市伏見区村上町・周防町・西大手町の敷地7075・40u(府保環研敷地3275・53u+元府立医大伏見診療所敷地3799・87u)。
 整備概要によると、現保環研を利用しながら、元府立医大伏見診療所、駐輪場及び車庫を解体し、保環研及び倉庫の新築工事を行う。元府立医大伏見診療所内の環境衛生生物検査室を現保環研へ移転するために現保環研の部分改修工事(1階図書室、2階感染実験室が対象。図書室に流し台(SUS製W900程度)2台新設、空調設備1台新設、上記機器等新設に伴う補修)を行う。保環研及び衛環研新築(合築)工事の完了後、現保環研及び危険物倉庫の解体工事(別途設計委託)を予定している。
 計画の保環研及び衛環研新築(合築)は地下1階地上3階建、延約9980u。倉庫は軽量S造(プレハブ造)2階建、延約180u。
 建設地敷地内の既存施設は、府保環研がRC造地下1階地上5階建、延約3952u。元府立医大伏見診療所がRC造2階建、延約720u。駐輪場がS造平屋建、約16u。車庫がS造平屋建、約110u。危険物倉庫が補強コンクリートブロック造平屋建、約20u。
 基本計画は内藤建築事務所(京都市左京区)が担当した。
 27年度当初予算における関連費は、府が2億7148万7000円(債務負担含む)、市が6900万円。
 今後は27年度末頃までに基本設計、28年度末までに実施設計を完了させる予定。
 28年度は元府立医大伏見診療所の解体や、物品等を一時保管するプレハブの設置等を進める。