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大分建設新聞社
2015/10/17

【大分】事故多発区間解消へ、今年度は2ヵ所で工事

 大分河川国道事務所は、交通事故が多発する特定の区間で、集中的・重点的に交通事故対策を実施して事故撲滅を目指す、「事故ゼロプラン」を推進している。27年度は、危険区間のうち、国道210号の由布市挾間町の「挾間歩道整備事業」と九重町粟野の「恵良入口交差点改良事業」の交通安全対策工事を進める。施工は、挾間が柴田建設梶A恵良が河津建設梶Bいずれも、工期は28年2月末。
 工事内容は次の通り。
 ▽事業名(場所)=@概要A工事内容
 ▽挾間歩道整備(由布市挾間町挾間)=@近くに挾間小と挟間中学校、郵便局、商店が立地しているが、歩道が未整備で、歩行者、自転車の安全確保が難しい。また、挾間三差路交差点の日田市方面から大分大学病院方面に曲がる左折レーン長が不足し、左折車が日田市方面から大分市内方面に直進する車両を阻害し、追突事故、交通渋滞が発生しているA事業は24年度に着手。今年度は三差路交差点の左折レーン延長と延伸した箇所に歩道を設置する。道路沿いの水田の擁壁を切り崩し、歩道をW=2・5b、左折レーンをW=2・75b整備する。28年度も引き続き、挾間三差路交差点付近から大分市内方面へ改良を行う予定。
 ▽恵良入口交差点改良(九重町粟野)=@国道210号と町道恵良粟野線が交差する恵良入口交差点(4差路)は、恵良駅がある町道側に大分市方面から右折する車が多い。ところが、直進と右折が一緒のレーン(W=4・35b)のため、右折レーンの幅員が十分に確保されていない。また、日田市方面からと大分市方面が交わる交差点内の中央線にズレがあるため、急ブレーキによる追突事故、中央線はみ出し走行車両が多いなどの問題があるA事業は25年度に着手。今年度は大分市方面から恵良駅方面への右折レーン設置と中央線のズレを解消。また、日田市方面から粟野地区住宅地への右折レーンも設置。レーンは、右折、直進ともに各W=3bを整備する。同事業は、今回で完了する。
 事故ゼロプランでは、28年度も210号の玖珠町広瀬交差点(日田方面、大分方面、豊後森駅・裏耶馬渓方面が交差する3差路)などで、交通事故対策工事を計画している。

提供:大分建設新聞社