トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

日刊建設タイムズ社
2015/10/19

【千葉】9階+塔屋延べ4・8万u/県がんセンター整備/基本設計が完了/新棟は17年度着工へ

 県病院局の「がんセンター施設整備事業」に伴う基本設計がこのほど完了した。それによると、新棟はRC造(免振構造)地下1階地上9階+塔屋1階建て11層延べ約4万8210uとなった。今後、電子カルテなど安全・安心に向けた情報システムの構築など運営システム策定支援業務を委託し、併せて建物の実施設計を進める。基本設計は日建設計(東京都千代田区飯田橋2―18―3)が担当。
  設計が遅れていることから、工程は全体的に1年程度ずれ込み、オープンも当初予定していた2018年度から19年度に変更となる見通し。事業スケジュールは、来年度で準備工事を実施し、17年度に本体工事に着工。19年度までの3か年で建設し、19年度のオープンを目指す。その後、既存病棟の解体と東病棟・緩和ケア病棟の改修を3年程度で実施し、21年度ごろまでに全体を完成させる予定。東病棟は改修して研究部門を配置し、研究・会議棟として整備する。東病棟の規模はRC造4階建て延べ約4170u。緩和ケア病棟はRC造平屋建て延べ1620u。
  新棟は、敷地西側のテニスコート・駐車場のある約6200uに、精神保健福祉センター約5400uの敷地の一部を使用し整備する。病床数は既存の緩和ケア病棟25床を含め450床の計画。
  同事業は、建物の老朽化や一部病棟の耐震不足に加え、患者数の増加に伴う狭隘化などから、既存の緩和ケア病棟と東病棟を残して施設を解体し、新棟を建設する。
  本年度は当初予算で、実施設計費に債務負担行為3億6000万円を設定するとともに、地質調査、アスベスト調査費、運営システム策定支援委託費などに事業費7394万9000円を計上。地質調査は三和技建(千葉市中央区大森町532―5)が担当。運営支援システムでは、費用対効果を踏まえた各種設備・システム等の導入検討及び医療機器等の仕様を策定する。また、電子カルテの導入などを検討する。k_times_comをフォローしましょう
times