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建通新聞社(神奈川)
2015/10/19

【神奈川】神奈川県 大野山乳牛育成牧場まきば館周辺 民間事業者を募集

 神奈川県環境農政局は、山北町にある大野山乳牛育成牧場を廃止するのに伴い、まきば館周辺施設の貸付事業者の募集を開始した。11月30日まで応募を受け付ける。現地説明会を10月27日と11月10日に開催。農政部畜産課で事前申し込みを受け付ける。評価委員会の評価により、12月ころに貸付候補者を選定する予定。貸与期間は2016年4月1日〜26年3月31日までの10年間。
 大野山乳牛育成牧場の所在地は、山北町皆瀬川710。貸し付ける施設は、まきば館と牛舎周辺(土地面積7189平方b)と放牧地(土地面積2万5553平方b)。建物は、育成牛舎(延べ554平方b)、まきば館(延べ204平方b)など。
 大野山乳牛育成牧場は、総面積93・96fで、このうち31・6fが県有地。大野山の山頂部を利用し生後約6カ月の乳牛の雌子牛を預かり、約2年の育成期間を経て酪農家へ戻している。また、ふれあい施設として、まきば館、遊歩道、育成牛舎などを設置し、09年度からは、ふれあい施設の核となる「まきば館」の県民利用を開始している。
 県有施設として一定の役割を終えたことなどから、県立施設としては廃止を決定。11月県議会に廃止条例案を提出し、16年3月末で乳牛育成牧場機能を廃止する。
 当初、山北町への譲渡を検討したが、町に取得の意思がないため、「畜産振興と畜産業への理解醸成を図るとともに、地域の活性化に寄与する施設」を条件に、民間事業者に貸し付けることとした。土地・建物とも無償貸与。
 提供:建通新聞社