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福島建設工業新聞社
2015/10/23

【福島】林業土木連合協会がマツ600本を記念植樹

 日本林業土木連合協会(渡邉勇雄会長)は22日、津波被害の復旧が進む相馬市の松川浦周辺で復旧状況の現地研修を実施、磯部地区で進められている海岸防災林で記念植樹を行った。
 記念植樹には全国の林業土木協会の会員ら120人が参加。前橋林業土木協会福島支部の草野清貴浜通り方部長が津波による被災状況を説明し「この場所は護岸が失われたのに加え40〜70a程度地盤沈下したことから、防災林の復旧工事は矢板で海岸を締め切る護岸工から始まり、現場担当者は寒さと水対策で苦労した。盛土工では当初、運搬車両の数が足りなかったが、宮城県内の復旧工事が一段落してからは、応援を受けられるようになった。雨によって盛土の法面が崩れたため、周囲に側溝を設けて排水している」など、工事経過を報告した。
 参加者は盛土が完了し、丸太壁などで防風対策を施した10b×20bの区画3カ所にマツの苗木600本を手分けして植樹し、「松川浦に復興の森林づくりを学ぶ」と書かれた記念標柱を建てた。
 記念植樹が行われた松川浦は県立自然公園に指定されており、震災前はクロマツが生い茂る風光明媚な林だったが、津波で壊滅した。現在、関東森林管理局が約60fに及ぶ防災林の整備を進めており、全体でクロマツなど約60万本を植樹する計画。
 同連合会は前日の21日、福島市内のホテルで研修会を開いた。志田孝一森林管理局長があいさつ、磐城森林管理署の担当者が松川浦地区海岸防災林などにおける施設災害復旧治山工事の取り組みなどを説明した。