全国情報ネットワーク：各地域で信頼される専門紙33紙で構成

　県中部総合事務所県土整備局は、国道３１３号倉吉関金道路の大型構造物・石塚高架橋の予備設計に着手する。予備設計の入札は技術提案型総合評価方式で行われ、西谷技術コンサルタントが落札。入札には、同社のほかウエスコ、シンワ技研コンサルタント、エイト日本技術開発、エースプラン、アサヒコンサルタントが参加した。
　石塚高架橋は、倉吉市石塚地区に建設する構造物で、橋長は２６５�b（有効幅員12�b）。設計条件は、第１種第３級の自動車専用道路（設計速度は時速80�`）。橋梁の検討は「ライフサイクルコストの縮減」と「周辺環境を考慮した設計」に重点が置かれている。
　ライフサイクルコストの縮減については、通常の検討に加えて非常時にはライフラインの確保を担う重要な路線になるため、安全性・信頼性の維持と確保。さらに、コストを縮減するため長寿命化技術にも着目する。
　環境を考慮した設計は、沿線に集団墓地や県指定の史跡・石塚廃寺塔跡があるため、史跡から東側を見渡す眺望に配慮。さらに、民家があるため、通過車両の騒音や振動などを十分に考慮した設計が求められる。