トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社(神奈川)
2015/10/26

【神奈川】神奈川県 火山対応ロボット開発プロジェクト 3件が決定

 神奈川県は10月26日、箱根の大涌谷周辺で活用する火山活動対応ロボットの開発プロジェクトとして3件を採択した。12月を目標に、順次現地に投入する。
 「ドローン」の開発事業者は、日本サーキット(川崎市)、アート1(大和市)、オキノ工業(埼玉県神川町)。赤外線サーモグラフィを搭載し、GPSによる自動運転機能や、衝突回避機能などを持たせる。
 「地上走行車」の開発事業者は、移動ロボット研究所(鎌倉市)、理研計器(東京都板橋区)。クローラなどを備えた車体を製作し、火山ガスサンプリング機能や、濃度計測器などを搭載する。
 「地すべり警報システム」の開発者は、菊池製作所(東京都八王子市)、イ・エム・テクノ(伊勢原市)、自律制御システム研究所(千葉市)。谷内部にセンサーを設置し、地すべりの兆候を400b以上離れた場所へ無線通信による警報を発信するシステムを構築。ドローンでの運搬が可能。
 9月補正で予算化した事業。1000万円を上限に開発費用を補助する。
 9件の応募があり、@現場ニーズへの適合性Aスケジュールの妥当性B技術などの優位性C社会的インパクト−などの視点で審査した。
 提供:建通新聞社