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　高知県林業振興・環境部は、地産地消型再生可能エネルギー調査の委託者を選定するため、公募型プロポーザルで審査した結果、ランドブレイン高松事務所（高松市）と東洋電化テクノリサーチ（高知市）の共同企業体に委託した。期間は２０１６年３月25日まで。
　　業務内容は、スマートグリッドやその関連要素を踏まえた取り組みなどに関する国内の動向と事例の調査、県内の再生可能エネルギーの導入調査分析など地産地消型再生可能エネルギー実現に向けた調査・分析を行う。そして、高知県で導入可能性が見込まれる事業スキームを複数検討し、それぞれの導入効果や波及効果、課題などを検討、候補地を２カ所以上抽出する。この調査結果に基づき県は、16年度以降に具体的な事業可能性検討に着手する予定。
　県は、高知県新エネルギービジョンに基づき、再生可能エネルギーの導入促進や、再生可能エネルギー資源を生かした産業振興、地域活性化に取り組んでいる。しかし、送電網がぜい弱なため、電力系統への連系が制約されている地域が増加するなどの課題があった。そのため、再生可能エネルギーのさらなる導入促進を目的に、地産地消型再エネシステム実現に向けた可能性調査を行う。

提供：建通新聞社