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建通新聞社(静岡)
2015/10/28

【静岡】静岡県静岡土木事務所 巴川の水門形式を15年度に策定

 静岡県静岡土木事務所は、レベル1津波対策として巴川河口部に計画する水門について、2015年度に位置と構造形式を固めたい考えだ。
 水門は、国道149号と国道150号の境界にある羽衣橋と河口の間に計画されている。河川幅から延長は約90bになる見込み。現状の水深は約マイナス5b。建設地は、左岸が静岡市清水区日の出町、右岸が同区清開町。関係機関と調整し、詳細に条件を検討した上で位置を決める。水門構造形式は景観も考慮した上で複数案を作成し絞り込む。概算事業費を算出し費用便益比も作成する。
 業務はフジヤマ(浜松市中区)が担当している。納期は16年3月10日。
 巴川の津波対策は、比較的発生頻度の高いレベル1津波に対して、堤防補強2案と水門の3案を14年度に検討。堤防補強に比べ水門形式の方が事業費、工期が優位であったことから、水門についてより詳細に検討していくことにした。検討時の水門延長は88b。
 今後は、地震・津波対策アクションプログラムの中での位置付けが定まれば、巴川の河川整備計画を見直して水門整備を盛り込み、事業化していくことになる。

提供:建通新聞社
(2015/10/28)

建通新聞社 静岡支社