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日本工業経済新聞社(群馬)
2015/10/30

【群馬】県前橋土木が前橋玉村線で拡幅と新設

県前橋土木事務所は、都市計画道路江田天川大島線から主要地方道高崎駒形線までのL2・8qを、主要地方道前橋玉村線バイパス事業として拡幅と新設を計画している。拡幅は江田天川大島線からL1900m区間となり、残るL900mを新設区間として基本幅員22・75mで整備する。総事業費については、42億円を試算している。バイパス沿いに新設される前橋赤十字病院が2018年6月に開院を予定していることから、それまでに一部供用を目指す。
前橋玉村線バイパスは、東西に走る都市計画道路江田天川大島線を起点に南に走り、途中新築工事が進む前橋赤十字病院の西側を通り、主要地方道高崎駒形線までのL2800mで拡幅と新設を計画している。
拡幅を行うのは、江田天川大島線から南へ延び、前橋赤十字病院の建設地までのL1900m区間。現在は前橋市道となっており、県道の前橋玉村線として事業認定を進めているところ。現在は片側歩道のW10mの路線だが、拡幅後は両側にW3mの歩道を確保しながら、一般部はW22・75m、交差点部はW25mに拡幅する。
他方の新設区間は、拡幅区間からさらに南に走り、高崎駒形線に接続するまでのL900mで、拡幅区間と同様に一般部はW22・75m、交差点部はW25mで整備する。
工事区間には、橋梁などの構造物の新設は計画しておらず、途中12カ所で交差点を整備する。
本年度は、10月27日に詳細設計業務を2工区に分けて委託しており、北側のL1・4qを都市開発設計(前橋市)が、南側のL1・4qを三陽技術コンサルタンツ(前橋市)がそれぞれ担当する。
今後は年度内に用地調査を行い、来年度から用地買収を進める。2017年度から工事に着手し、一部区間の供用開始を目指す。
この事業は、玉村町内での東毛広域幹線道路の開通や周辺道路の整備が進み、今後の交通量が増加する見通しであることに加え、前橋赤十字病院の新築工事が進められていることから、そのアクセス道などとして計画された。