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建通新聞社(静岡)
2015/11/04

【静岡】浜松市 西遠流域下水のPFI委員会を1月

 浜松市は、2016年3月末に県から移管を受ける西遠流域下水道事業について、運営を民間企業に委ねるPFIの新手法「コンセッション方式」導入に向けた専門委員会を16年1月にも開催する。15年度3回目となる今回は、事業者を公募型プロポーザル方式で選定するため、16年2月の募集開始に向けた条件や事業者の提案に対する審査基準を固める。
 専門委員会は外部の有識者4人と職員3人の計7人で構成。10月に開いた2回目の会合では評価の項目や方法について話し合った。16年度も計3回の開催を予定しており、環境や地元経済への貢献などを踏まえ事業者選定を進め、17年2月に優先交渉権者を決める。
 コンセッション方式の事業範囲は、施設の維持管理や機械・電気設備の更新、下水道の利用料金収受のほか、関連施設内にある未利用地の環境に配慮した活用など。民間事業者の創意工夫や技術などを取り入れ、運営の効率化を図る。
 対象施設は西遠浄化センターのほか、浜名中継ポンプ場(南区小沢渡町)、阿蔵中継ポンプ場(天竜区二俣町阿蔵)の3施設。県から移管後、16・17年度は従来型の業務委託で運営し、18年4月から民間主体の運営を始める。契約期間は18〜37年度までの20年間。市は、設備更新に必要な工事費10分の9程度の負担とともに、延長約50`の管渠の管理などを担う。

提供:建通新聞社
(2015/11/4)

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