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宮崎建設通信社
2015/11/04

【宮崎】前年比で発注量大幅減 上半期の入札・契約結果

 宮崎県は2日、公共三部(県土整備部、農政水産部、環境森林部)における平成27年度上半期(4月〜9月)の入札・契約結果を明らかにした。平均落札率は、建設工事が90.5%、業務委託が86.3%。前年度の年間落札率と比べて、建設工事で0.8ポイント、業務委託で0.3ポイント下降した。一方、上半期の発注量(落札価格の合計)は、建設工事が約174億円、業務委託が約45億円。前年同期と比べて、建設工事で約90億円、業務委託で約14億円の大幅減となった。 

*建設工事
 上半期に一般競争で527件、指名競争で73件の計600件を契約。予定価格の合計(以下、予定価格)192.3億円に対し、落札価格の合計(以下、落札価格)は173.9億円で、落札率は90.5%となった。落札率は前年度平均と比べて0.8ポイント下降し、発注量は前年同期(263.8億円)の3分の2程度となった。
 建設工事の落札率を入札方式別に見てみると、一般競争は90.4%、指名競争は91.1%となり、前年度平均と比較して、一般競争で0.8ポイント、指名競争で0.7ポイント落ち込んだ。一般競争のうち、総合評価落札方式は全体の約半数となる267件に適用。落札率は前年度比0.6ポイント減の90.6%となった。
 契約状況を部局別に見てみると、県土整備部が472件の契約に対して落札価格133.3億円(落札率90.3%)となり、公共三部の大半を占める。農政水産部は84件の契約に対して落札価格が26.5億円(同90.8%)、環境森林部は44件の契約に対して落札価格が14億円(同91.6%)となった。
 建設工事の契約状況を主要工種別に見ると、契約件数が最も多かったのは土木一式の253件で、落札価格は102.7億円(落札率90.6%)。以降、ほ装が155件で落札価格23.2億円(同90.3%)、とび・土工が93件で落札価格22.4億円(同89.9%)と続く。建築一式は23件を契約し、落札価格は10.6億円(同91.6%)だった。
 予定価格帯別の契約件数は、1千万円〜2千万円が最多の185件。250万円〜1千万円が117件、3千万円〜4千万円が87件、2千万円〜3千万円が74件、4千万円〜5千万円が39件、7千万円〜8千万円が34件、6千万円〜7千万円が22件、5千万円〜6千万円が18件と続く。1億円以上の工事は20件を契約した。

*業務委託
 上半期に一般競争で229件、指名競争で451件の計680件を契約。予定価格52.1億円に対して落札価格は44.9億円、落札率は86.3%となり、前年度平均と比べて落札率は0.3ポイント下降した。一方、発注量は前年同期(59億円)と比べて14.1億円のマイナスとなった。
 業務委託の落札率を入札方式別に見てみると、一般競争は予定価格9.3億円に対して落札価格7.6億円で落札率は80.8%。指名競争は予定価格42.8億円に対して落札価格37.4億円で落札率は89.1%。前年度平均と比べて、一般競争で0.2ポイント、指名競争で0.7ポイント落ち込んだ。
 契約状況を部局別に見てみると、県土整備部が562件の契約に対して落札価格37.2億円(落札率86%)、農政水産部が69件の契約に対して落札価格5億円(同85.6%)、環境森林部が49件の契約に対して落札価格2.8億円(同91.4%)となった。
 契約件数が最も多かったのは建設コンサルの337件で、落札価格は31.7億円(落札率89.2%)。測量が142件で落札価格5.1億円(同80.1%)、地質調査が104件で落札価格5.9億円(同89.5%)、補償コンサルが74件で落札価格1.6億円(同80.5%)、建築設計が23件で落札価格0.6億円(同87.5%)と続く。
 予定価格帯別の契約件数は、100万円〜500万円が348件、500万円以上が332件となった。