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日本工業経済新聞社(群馬)
2015/11/06

【群馬】県前橋土木が国道353号の中沢工区の改良計画


県前橋土木事務所は、前橋市粕川町中之沢地内を東西に走る国道353号の線形改良事業を計画している。工事は、東側L350m区間を中之沢1工区、西側L280m区間を中之沢2工区にそれぞれ分割。本年度は、中之沢2工区で用地買収を進めており、順調に進めば、一部工事に着手する考え。他方、中之沢1工区では現在、概略設計を進めているところで、来年度に測量や詳細設計を作成する。
国道353号の線形改良事業は、前橋市と桐生市の境からほど近い箇所で、サンデンフォレストの北側から、まえばし粕川町中之沢太陽光発電所までの区間が対象。特に、カーブや勾配の急な区間で東側を中之沢1工区、西側を中之沢2工区に分けて工事を計画している。
中之沢1工区は、桐生市との境にほど近い区間で、南側にはサンデンフォレストが広がっている。この区間は急勾配に加え、急カーブが連続する難所となっており、これまでにも車両が横転するなどの事故も発生している。
現在は予備設計を測研(高崎市)に委託し、現状の幅員11m(車道6m、歩道2・5m×2)を確保したまま、線形を改善するとともに、盛り土によって勾配を緩やかにする改良を行う。工事延長は、現段階のところL350m程度を計画しており、今後作成する詳細設計の中で詰めていく。
本年度から事業に着手し、予備設計を作成。来年度は、測量と詳細設計の業務委託を予定している。中之沢1工区の総事業費は、3億5000万円を試算している。
他方の中之沢2工区は、まえばし粕川町中之沢太陽光発電所から東にL280mが事業区間。
現在は歩道のないW6mの路線で、急カーブ区間の線形を緩めつつ、W11m(車道6m、歩道2・5m×2)に改良する。
2014年度から事業に着手し、測量と設計を測研(高崎市)がそれぞれ作成した。本年度は用地買収を進めており、順調に進めば、用地がまとまった区間で一部工事を発注する考えだ。総事業費には、2億8000万円を試算している。