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大分建設新聞社
2015/11/07

【大分】「逆転等落札」が半数超、上半期の県総合評価実績 

 県土木建築部は、27年度上半期(4月〜9月)の総合評価落札方式の試行状況をまとめた。県全体の試行件数は125件で、前年度同期に比べ40件減った。うち技術評価により落札者が決定した件数は、64件で全体の51・2%だった。内訳は、入札価格が最低価格者以外のものが6件、4・8%(逆転落札)、入札価格が同じだったものが58件、46・4%。(以下、合わせて「逆転等落札」)
 部局別の試行件数と適用工事は、土木建築部88件(設計金額5000万円以上の全ての工事、ただし、建築一式工事は同1億円以上)、農林水産部34件(同5000万円以上の全ての工事)、企業局2件(同5000万円以上の工事から選定)、教育庁1件(同1億円以上の建築一式工事の全て)。
 逆転等落札率は、土木建築部44・3%、農林水産部70・6%、企業局0%、教育庁100・0%だった。うち、「逆転落札」は、実績タイプ(93件)では、土木建築部2件、農林水産部2件の合わせて4件で、全体の4・3%。一方、計画タイプ(32件)では、土木建築部1件、農林水産部1件の計2件、全体の6・3%で、実績タイプより2ポイント高い。また、入札価格が同じだったものは、実績タイプ(93件)は、土木建築部21件、農林水産部15件、計36件・38・7%。それに比べて、計画タイプ(32件)では、土木建築部15件、農林水産部6件、教育庁1件、計22件の68・8%で、実績タイプより30・1ポイント高かった。
 26年度年間実績(試行件数234件)との比較では、技術評価により落札者が決定した逆転等落札率は、全体で8・0ポイント増加した。うち最低価格者以外のもの(逆転落札)は0・1ポイント、入札価格が同じだったものは7・9ポイント、いずれも増えている。

提供:大分建設新聞社