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建設新聞社(長崎)
2015/11/10

【長崎】長崎駅周辺再整備 交通会館 区画内移転に疑問

長崎駅周辺再整備特委報告

 長崎駅周辺再整備特別委員会が5日に開かれ、交通結節の在り方を調査協議。新駅と路面電車電停への接続、区画整理事業地内の公共・一般交通空間の検討状況について経過報告が行われた。その中で、高速バスターミナル機能を持つ交通会館の区画内移転については、新幹線・在来線との機能重複からJR・市共に否定的な立場であることが明らかになった。
 委員による交通会館区画内移転に関する質問に対し、市は県からのはっきりとした要望が示されているわけではないと前置きした上で、交通機関としての機能重複を指摘。近距離に配置する必要性に疑問を示した。区画内には駅を起・終点とする路線バスや定期観光バス、タクシー乗車場と一般車降場などの配置を検討していると報告。駅東西を貫く歩行者専用通路に沿って配置する計画で、その検討状況を説明した。
委員からは「既設の高架下駐車場は利用率が高い。代替となる駐車スペースが必要」「JRの開発地に大型商業施設が立地すれば、駅利用者でなく商業施設利用者で駐車スペースが埋まってしまうのでは」という意見が挙がった。東口駅前広場からの車両交通について、市の「バスは駅から国道に出る際、右折接続の必要があるだろうが、一般車両は基本的に西側を回るルートで考えている」という説明に対しては、「迂回が大きすぎる。現時点でもアミュプラザ横のルートは駐車場渋滞で機能していない」と委員が指摘。市は大黒町線の拡幅を対応策として挙げつつも、「JR側にも開発について、十分な駐車場機能確保を求めていく」と話した。
東西駅前交通広場等のレイアウト案



























ksrogo