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建通新聞社(静岡)
2015/11/13

【静岡】静岡市 谷津山をトンネル構造で抜ける南北道路

 静岡市は、東静岡大橋から北街道まで達するトンネルを含む南北道路の調査検討業務を、昭和設計(静岡市葵区)で進めると同時に、管理者関係との協議を行っている。
 南北道路は、東静岡大橋と北街道を結ぶもので、宮前町地区や沓谷地区など住宅地で道路が狭隘(きょうあい)な地域へ流れ込む車が多い現状の改善を図ることを目的としている。東静岡大橋を北進、谷津山をトンネル構造で抜け、北街道に連絡する。ルートは決まっていないが、直線でも延長2`程度はある。
 計画は2004年から浮上しているものの、依然構想路線の位置付けとなっている。東名高速道路の新静岡インターチェンジ(IC)と東名高速道路の新ICを結ぶ高規格道路としての南北道路とは異なるものだが、高規格道路のルート選定において、同路線とリンクする可能性は否定できない。
 現在、国道1号、静岡鉄道と交差するため、まずは管理者である国土交通省と静岡鉄道と、交差部の構造などの可能性について協議している。
 交差部構造については、予算を抑えるために平面交差が望ましいが、山脇大谷線など付近の南北道路が渋滞している状況も踏まえて検討していく。また、谷津山については、トンネル掘削は不可避とみられる。
 市では、次のステップでは、谷津山の自然環境や歴史的価値なども考慮しながら早期の都市計画決定を目指す。ただし、第3次総合計画の前期、18年度までには都市計画決定などの動きはないもよう。

提供:建通新聞社
(2015/11/13)

建通新聞社 静岡支社