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北陸工業新聞社
2015/11/13

【新潟】総額75億、18年度着工へ/新庁舎基本計画案まとまる/柏崎市

 柏崎市は11日夜、第5回新庁舎建設検討委員会(委員長・中出文平長岡技術科学大学副学長)を市役所で開いた。これまでの議論を基に駐車場などの細部について意見を交わし、整備に向けた基本指針となる新庁舎建設基本計画案を取りまとめた。
 冒頭、事務局が前回の委員会で出された意見を踏まえた対応策を説明。新庁舎への食堂導入について、職員500人規模の庁舎では採算が取れず運営が難しいこと、中心市街地活性化の核となる施設であることから、民間による周辺への立地を誘導していくとした。また、職員用駐車場に関し200台分を日石町4街区を中心に配置する方針を示した。
 その後、基本計画案について意見を交わし、委員会としての最終案をまとめた。それによると、新庁舎は日石町3・4街区の敷地1万9500平方メートルに延べ1万4000平方メートル規模で建設。3街区に新庁舎と庁用車用車庫1600平方メートル、来庁者用駐車場210台分を整備し、区画道路を隔てた4街区は来庁者用第2駐車場と職員用駐車場に充てる。免震構造を基本とし、概算事業費は本体や外構などを含め総額75億円を見込んでいる。
 設計者はプロポーザル方式で選定。16年度に基本設計、17年度に実施設計を行い、18年度から3カ年で建設する。財源に庁舎整備基金、地域振興基金、合併特例債、県地域づくり資金と一般財源を想定している。
 また、予定地の南側に隣接する5街区(5600平方メートル)には庁舎施設を配置せず、新庁舎や文化会館アルフォーレと一体となった有効活用策を検討するとした。

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