トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社四国
2015/11/17

【高知】高知市の旭駅周辺土地区画整理 下島町東地区は16年度にも工事着手へ

 高知市は、旭駅周辺地区の下島町東地区と中須賀町地区で土地区画整理事業を進めている。下島町東地区では、用地の先行買収が12月末で完了する見込みとなっており、年明けから換地設計に着手し、2016年度から一部工事に着手する予定でいる。中須賀町地区では、用地の先行買収を16年度も引き続き進める。順調に進めば18年度にも一部工事に着手する予定。
 下島町東地区の区域面積は3・2f。主な事業内容は区画道路の整備、歩行者専用道路の整備、公園2カ所、宅地の整形化とそれに伴う建物移転など。区画道路は幅員5〜6bの道路を中心に適宜配置し、計画総延長は1361b。歩行者専用道路は幅員3bで計画総延長301b。縄手川では水路築造を延長305bで実施。公園は680平方bと300平方bの2カ所を整備(住宅市街地総合整備事業による150平方bのポケットパーク整備は別途)。建物の移転は122棟(住市総による老朽建築物除却40棟、53戸は別途)を予定している。工事は16〜19年度の4カ年で進める予定。
 中須賀町地区の区域面積は約8・1f。主な事業は、都市計画道路の整備、区画道路の整備、特殊道路の整備、公園2カ所、宅地の整形化とそれに伴う建物移転など。都市計画道路は、延長504b、幅員12bの円満橋蛍橋線を東西方面に整備。区画道路は幅員5〜6bの道路を中心に適宜配置し、計画総延長は3043b。歩行者専用道路は幅員3bで計画総延長204b。公園は1960平方bと470平方bの2カ所を整備(住市総によるポケットパーク2カ所の整備は別途)。建物の移転は359棟(住市総による老朽建築物除却127棟は別途)を予定している。29年度の事業完了を目指す。
 両地区とも戦災を逃れ、古くからの木造住宅が密集しており、狭い道路が多い。そのため地震発生時には家屋が倒壊し、延焼の危険性が高く、避難や消火活動が困難になることが考えられている。市では、防災に関する機能確保と土地の合理的かつ健全な利用を目的に、土地区画整理事業を進めている。

提供:建通新聞社