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日本工業経済新聞社(群馬)
2015/11/20

【群馬】利根川水系砂防事務所が平川第三砂防堰堤工事用道路を工事


国土交通省利根川水系砂防事務所は今月末にも、平川第三砂防堰堤工事用道路工事を公告する。入札方式は、一般競争入札(標準型)が採用される。沼田市利根町平川の国有林内を通る、既設の平川林道を工事用道路にする事業。事業の全体計画延長は7900mで、現道の幅員は約3m。今回はL1200mで工事を進めるとともに、春先に崩れた、林道手前の法面対策工事も実施する。発注は、一括になる予定。
平川林道は古く、計画区間は未舗装状態になっている。今回の対象区間L1200mは、降雪を考慮してコンクリート舗装を実施する。計画延長7900mのうちL4900mが既に施工済みで、同じくコンクリート舗装になっている。
法面対策工事の工法は、ポケット式落石防護網工とモルタル吹き付け工を検討している。工事手順は、法面工後に舗装工事を行うことになりそうだ。
事務所は少なくとも2017年度まで工事用道路工事を進める。残りL1800mを順次、同じくコンクリート舗装で施工する計画だ。
林道は、利根川水系片品川左支線の平川に沿うように整備されている。林道と平川には比高差があるため、事務所は、河原へ降りるための工事用道路と河床路の整備も検討している。工事が必要と判断した場合は、残りのL1800mの工事が終わり次第、着手になる見込み。
全ての工事用道路が完成次第、平川第三砂防堰堤の工事に入るが、数年後になる様子。砂防堰堤の予備設計は本年度に発注された。
沼田市平川の同河川上には既に、第一砂防堰堤と第二砂防堰堤の2基が整備されている。第一堰堤は十二山神社周辺にあり、規模はH22m、W81・5m、コンクリート打設量1万4400立方m。第二堰堤は不動滝付近にあり、規模はH28m、W97m、コンクリート打設量2万4400立法m。事務所は第三堰堤の規模を、2基に比べると小さめになると想定している。