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大分建設新聞社
2015/11/21

【大分】県地域成人病検診センター改築へプロポ公告、概算工事費は20億 

 築30年を超えて老朽化した大分市宮崎の県地域成人病検診センターは、動線などの機能向上に向けて建て替える。先に基本設計・実施設計業務を一括してプロポーザルで公告した。概算工事費は20億円以下(税込み)。
 同センターは敷地面積4999・75平方b、RC造5階建て(一部S造)延ベ床面積5965・34平方bで昭和53年6月に竣工。9年から10年にかけ改修工事をし、6361・61平方bに増床した。
 新施設は、大分市の防災拠点として必要な耐震性能、防災機能を備えるため免震鉄骨造とし、延べ床面積は5000平方b以下。階数は設計要件には示されていない。
 基本設計の期限は28年5月31日まで、実施設計は同12月28日まで。29年に工事が発注されると見られるが、発注形態(入札方式、要件の設定)や工期については未定。工事は1期工事と2期工事に分かれ、1期工事は検診センター建設工事(免震鉄骨造)、解体工事、外構工事など。2期工事は付帯施設(公用車車庫、自走式駐車場)。
 プロポの設計要件として、受診者の安全性を確保した上で、様々な利用者に配慮した動線や案内表示など、ユニバーサルデザインに配慮し、便利で分かりやすい窓口をはじめとした、健診業務のサービス向上を実現するための建物機能のレイアウトを含めた技術提案を求めている。
 また、センターの現駐車場へのアクセスは、混雑時には狭くて危険な道に誘導されることがある。この点からも基本計画と検診センターの実情などを踏まえ、受診者が安全で訪れやすい動線計画と利用しやすい駐車場を実現し、敷地内に普通乗用車換算で200台以上の受診者用と医師用駐車場、約20台の公用車駐車場、検診車用車庫5台分を確保するとしている。
 なお、大分市小児夜間急患センターが、新センター内に併設される。

提供:大分建設新聞社