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　「産官学」で連携した担い手確保・育成を目指して、第１回県建設産業担い手確保・育成ネットワーク協議会（会長・川畑俊彦県建設業協会長）が25日、鹿児島市の県建設センターで開かれた。各団体から出席した約20人が建設的な議論を展開。「相当の覚悟が必要」「誰もが考えられる取り組みでは成果は期待できない」といった共通認識をもとに、今後連携して短期または中長期的に取り組むことを確認した。　
　川畑会長の挨拶に続いて、建設業を取り巻く現状と課題や建設産業担い手確保・育成コンソーシアム「地域連携ネットワーク構築支援」などについて解説。また、各団体における人材育成に対する取り組み状況などが報告された。　
　意見交換では、建設業のみならずどの産業も人材確保に苦慮している現状から、「小さいときから進路として建設産業に目を向けさせるべき」「鹿児島オリジナルを構築すれば、若者は振り向いてくれる」などの意見があった。　
　また、「地域連携ネットワーク構築支援」に対するアンケートや今回の協議会設置を踏まえ、離島における若年入職者に対する新人社員研修などを通して定着率向上を図っていくことを確認。第２回会合は12月21日に実施することを確認し、閉会した。　
　種子島久志人材育成対策室長は「互いの力を発揮できる地域連携ネットワークをつくり、業界の担い手確保・育成体系の構築につなげたい」と話した。　
　委員は次の通り。　
　【建設業界】県建設業協会　県建築協会　鹿児島建築工友会　県技能士会連合会　県鉄筋業組合　県鳶土工業連合会　
　【行政機関・外郭団体含む】鹿児島労働局　鹿児島国道事務所　県土木部　県商工労働水産部　県教育庁　鹿児島職業能力開発促進センター　県建設技術センター　
　【教育機関】鹿児島大学　第一工業大学　県立短期大学　鹿児島工業高等専門学校　鹿児島工業高校