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建通新聞社(中部)
2015/11/26

【愛知】豊田市 境川流域特定都市下水道事業 管渠実施設計に着手

 豊田市は、境川流域特定都市下水道事業で「若林東第7排水区」の雨水管渠拡張を計画しており、設計に着手した。幹設計事務所(豊田市)に業務を委託、2016年3月18日を履行期限として工事内容などを詰める。
 同市では、境川流域の市街化区域を中心に、一般排水路の整備を進めている。降雨時の排水能力を高めるため、既設雨水管渠の口径を拡大するなどの方策を講じる。
 今回の委託では、若林東町地内の県道名古屋岡崎線と県道豊田一色線に敷設されている雨水管渠延長1001bを対象に詳細設計や縦横断測量、現地測量を行う。このほか、テレビカメラ調査では延長57bに対して、内部を調査する。
 また、既設管渠に影響する上流の管渠延長652bを対象に流量など現況を調査する。既設管渠は口径400〜1000_のヒューム管で、設計の中で口径や管種、工法などを検討する。今後、道路管理者との協議や予算要望などを進め、16年度以降に3年程度で整備する方針だ。
 同市は、降雨時の排水能力を高めることを目的に、境川流域一帯で既設管渠の調査を進めてきた。排水能力の低い箇所から順次整備を進める方針で、15年度は花園町地内の大切川第3排水区で整備を進めている。

提供:建通新聞社