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建通新聞社(中部)
2015/12/03

【三重】賑わい創出検討協議会 補正予算案に検討業務費計上 伊賀市

 伊賀市は11月24日、「伊賀市の賑わい創出検討協議会」(中村忠明会長)の第2回協議会を開き、中心市街地におけるにぎわいの創出の在り方などについて意見を交換した。1日に開会した市議会本会議に上程する12月補正予算案には、同協議会での検討業務などの委託費を含めた経費364万円を計上し、具体的な計画案の策定を進める方向性を示した。市では、12月に開催予定の第3回協議会で市施設の現地視察などを行い、ゾーニングの方向性などを検討する計画で、2016年2月末までに「伊賀市中心市街地グランドデザイン案」の最終案をまとめる考えだ。
 同協議会は、現南庁舎と周辺施設を合わせた中心市街地のにぎわいの創出を検討することを目的としており、第1回協議会で課題抽出のために現計画などを説明した。第2回協議会では、地域と市街地の連携によりそれぞれがにぎわうことが大切であり、さまざまな視点で検討していく方向性を確認した。そこで、第3回協議会では、市図書館や芭蕉翁記念館、移転する消防署庁舎などの現状の市施設を見学し、委員が共通の認識の下で在り方を検討していく。
 基本方針案の策定に当たっては、▽地域連携を踏まえた市街地の活性化▽公共施設再配置と機能の配分▽官民連携や積極的な民間活力の活用―などについて方向性や指針を示していくものとした。
 今後、中間案をまとめ、16年1月以降にパブリックコメントなどを実施する予定だ。

提供:建通新聞社