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建通新聞社(東京)
2015/12/01

【東京】都 町田の丘学園基本設計を委託

 東京都財務局は「都立町田の丘学園(27)改築工事基本設計」をINA新建築研究所(文京区)に委託する。プロポーザル方式で選定し、11月30日に同社の見積もった5450万円(税抜き)で契約することを決めた。既存建物の老朽化と入学希望者の増加に対応するため、グラウンドに延床面積約1万6000平方bの校舎を新築した後、既存建物を取り壊す。17年度末までに実施設計の成果を得て18年度に改築工事に着手。段階的に改築と解体を実施し、23年度末までに事業を完了させる計画だ。
 町田の丘学園(町田市野津田町2003ノ1他、敷地面積1万9369平方b)は1972年に設置した特別支援学校。知的障害と肢体不自由教育の併置校で、小学部・中学部・高等部で構成している。75年完成で99年に大規模改修した鉄筋コンクリート造2〜3階建ての校舎棟や同造平屋の体育館棟、プール棟、実習棟などがあるが、多くの建物が老朽化していることに加え、入学希望者の増加によって教室が不足している。今後さらに入学希望者が増えることが見込まれるため、07年完成の増築棟(鉄骨造2階建て)と浄化槽・汚水処理ポンプ室(鉄筋コンクリート造平屋)を残して改築する。
 新たに建設する校舎・体育館は延床面積1万6203平方bの規模を想定。16年10月末を納期とする基本設計業務の中で最適な建物配置や構造、規模、施工計画などを固めていく。これを基に17年度末までに実施設計の成果を得て、18年度に改築工事に着手する。
 グラウンドが狭いため、改築と解体(延床面積9920平方b)をそれぞれU期に分けて施工する。18〜19年度で改築T期、19〜20年度で解体T期工事を実施し、20〜22年度に改築U期、22年度に解体U期工事を行い、22〜23年度にグラウンドを再整備して事業全体を完了させる。