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日本工業経済新聞社(山梨)
2015/12/01

【山梨】小仏渋滞対策など/県の国への要望事項

 県は1日、2016年度(平成28年度)の国の施策および予算に関する提案・要望内容を県関係国会議員に説明した。主な要望内容は、道路関係では、中央自動車道小仏トンネル付近上り線渋滞対策の早期完成など。新規事項では、富士山火山防災対策の充実・強化などを挙げた。

 高速道路や地域高規格道路の整備促進では、中部横断自動車道について事業中区間(新清水JCT〜増穂IC)の17年度全線開通に向けての予算確保、基本計画区間(長坂〜八千穂)の長野県と全区間一体での環境影響評価手続きを進めることと整備計画区間への早期格上げを要望。
 中央自動車道については、小仏トンネル付近上り線の付加車線設置による渋滞対策事業の早期完成、小仏トンネル付近と調布付近の下り線の渋滞対策の検討を求めている。
 スマートICについては、事業中箇所の整備促進、(仮称)富士吉田南スマートICの16年度新規事業化。
 地域高規格道路については、リニア開業までの新山梨環状道路北部・東部区間の全線整備や、新環状道路北部区間の広瀬IC〜桜井IC間の16年度新規事業化などを求めている。
 公共土木施設や公共建築物の老朽化対策では、各種交付金の確保、長寿命化対策などへの支援拡充など。
 富士山火山防災対策では、緊急減災対策砂防計画の早期策定、山梨県側の直轄砂防事業化への調査着手、山小屋などにシェルター機能を付加する整備への補助などを要望している。
 そのほかの主な提案・要望事項は次のとおり。
 ◆地方創生関連事業への財政支援
 ◆政府関係機関の地方移転(新エネルギー・産業技術総合開発機構、森林技術総合研修所)
 ◆農村地域工業等導入促進法の対象業種の拡大
 ◆大規模地震防災対策などの充実・強化
 ◆横田飛行場の民間航空利用の早期実現
 ◆スポーツ施設・設備の整備に対する財政支援の拡充
 ◆富士山の保全整備対策の推進
 ◆森林の整備・保全、地域材の利用拡大に向けた施策の充実・強化
 ◆太陽光発電施設の適正導入と分散型エネルギーシステムの導入促進