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建通新聞社(中部)
2015/12/14

【三重】新小学校給食センターはPFI導入か 伊賀市

 伊賀市は、西条の旧府中小学校跡地に建設を計画する「新たな小学校給食センター」について、運営を民間に委託することなどを盛り込んだ「基本方針」(案)をまとめた。併せて、12月補正予算案に同事業に係るPFI導入可能性調査の委託費を債務負担行為で502万円の限度額で設定しており、2015年度内に公告し、委託契約まで行う予定だ。PFI導入が決まれば、17年度にPFI事業として発注し、19年度の完成、20年4月の運営開始を目指す。
 同市の給食状況は、阿山給食センター(馬場997)が阿山小など4校と4保育所に、大山田給食センター(平田3147)が大山田小など2校と1保育園に給食を供給している。上野東小など17校は、自校方式で調理を行っている。
 今回示した方針案では、阿山給食センター施設の老朽化に対応して、新給食センターを建設し、建設後、阿山給食センターを閉鎖する。大山田給食センターは、当面の間存続させ、性能向上のための改修を行う方針とした。現状の自校方式とセンター方式を継続しつつ、状況を見ながらその割合を見直していくものとしており、20年度の時点では、自校方式を上野東小など6校に、大山田給食センターは府中小など6校に、新給食センターは、中瀬小など11校と4保育所を担当する案を示した。
 新給食センターは、旧府中小(西条114)の跡地に建設する。敷地約1万3000平方bのうち、グラウンド東側で校舎も掛かる区域の約8000平方bが借地となっており、市では、16年度以降の予算措置で用地取得を行う考え。現在、校舎棟2棟(計延べ1713平方b)、体育館(532平方b)が残っており、16年度予算案に施設解体工事の経費を要求していく方針。同敷地内には、近接する市の保育園が移転する計画もあり、2施設が併設する形になる。
 同センター建設の計画に当たっては、運営を民間に業務委託する方針を挙げており、今回委託する調査では、センター建設の企画、設計、建設、メンテナンスも含めたPFI導入の可能性を検討する。16年度に可能性調査でPFI導入が決定すれば、17年度中にPFI事業として公告し、同年度内の契約を目指す。新センターの施設規模は未定だが、給食供給能力は現行の1日1800食の倍以上の能力が必要となる見込みだ。
 PFI導入の背景には、07年度に運営を開始した中学校の給食センター「いがっこ給食センター夢」の整備に際し、設計、建設、運営などを分離して発注したために、施設内の動線と設備の規格や方式の違いから支障が生じたことを踏まえ、給食の安定供給の観点から、PFI導の手法を検討していた。
 給食センターのPFI導入事例は全国的には多数ある。三重県下での事例はないが、15年度に松阪市が市北部学校給食センターPFI導入可能性調査を実施しており、12月中には導入の可否が決まる見込み。

提供:建通新聞社