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大分建設新聞社
2015/12/09

【大分】市有林の木材使用へ、安心院の複合支所設計

 宇佐市の安心院地域複合支所建設の基本設計と実施設計業務委託の審査がさきにプロポーザル方式で行われた。審査は、非公開のプレゼンテーションとヒアリングを実施、その後の2次審査で且R下設計九州支社(福岡県)が最優秀者に選ばれた。
 計画では、安心院町下毛の現市役所安心院支所(RC造3階建て延べ約2600平方b)と安心院中央公民館(RC造2階建て延べ約1400平方b)の老朽化が著しいことから、中央公民館の跡地と同敷地に安心院地域複合支所(延べ約2500平方b)とバスが発着するパブリックターミナルを整備する。支所は解体して駐車場として整備する計画だ。総事業費は約8億7500万円を見込んでいる。
 予定では、28年8月頃に安心院中央公民館を解体し、複合支所の設計と地盤調査、交通と日照、電波障害など周辺地区に及ぼす影響を検討する。
 27年度に基本設計と地質調査をして、28年11月頃から安心院町山蔵にある市有林のスギやヒノキを伐採し、市が乾燥、製材して事業費のうちの約7500万円相当を市産材で補う。28年度は実施設計、建築工事に着手、30年度の完成を予定している。

提供:大分建設新聞社