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日刊建設タイムズ社
2015/12/10

【千葉】市役所庁舎を耐震改修/匝瑳市実施計画事務事業評価/のさか望洋荘は来年度解体

 匝瑳市は、2016年度から18年度までを計画期間とする匝瑳市総合計画実施計画の「主要個別事業計画兼簡易事務事業評価」をまとめ、9日からパブリックコメントを開始した。同評価は、本年度で策定する実施計画の基礎資料となるもので、これをもとに実施計画を策定する。主要事業では、市役所庁舎耐震改修、市民病院の基本構想・基本計画、のさか望洋荘解体撤去事業、市営つばき団地建て替え(二期)事業、吉田小学校屋内運動場改築事業などを評価した。パブリックコメントは来月8日まで実施する。
  事務事業評価は、本年7月に各課などから提出された「主要個別事業計画兼簡易事務事業評価調査票」に基づき作成。「妥当性」「有効性」「効率性」の3つの評価指標を設定し、総合的な判定を行い、A(継続して実施、または新規に実施する事業)、B(事業効果を上げるために手法等の見直しが必要な事業)、C(事業の見直し、または廃止を検討する事業)――の3段階で評価を行い、@継続A新規B拡大C縮小に分けて、今後の方針を示した。
  新規事業では、18年度に市役所庁舎の耐震改修事業の実施設計を行う。庁舎については、04年度に耐震診断を実施し、Is値は0・6以上を確保していることを確認しているが、防災拠点としての機能を確保するため耐震改修工事を実施する。庁舎は74年度の建設で規模はRC造3階建て延べ4937u。耐震診断は向後構造設計事務所が担当。
  また市民病院は、施設の老朽化に伴い建て替える計画で、基本構想・基本計画を策定する。建物規模はRC造3階建て延べ約9306u。
  一方、のさか望洋荘は、民間会社へ貸し付けているが、施設が老朽化していることから、来年8月31日に貸し付けの期限が切れるのを待って解体する。同施設は72年7月のオープンで、規模がRC造3階建て延べ約4636u。敷地面積は約1万4000u。跡地利用は今後検討する。
  このほか吉田小学校屋内運動場改築事業は、来年度で老朽化している既存の屋内運動場を解体し、新たに約900uの屋内運動場を新設する。
  主な新規事業は次の通り。
  ▽次期総合計画策定事業(18年度365万2000円)▽のさか望洋荘解体撤去事業(16年度1億3000万円)▽庁舎耐震改修事業(18年度1500万円)▽強い農業づくり交付金(16年度5000万円)=共同利用施設の整備を支援▽市営つばき団体建て替え(二期)事業(17年度50万円、18年度1億2440万円)=戸数30戸、延べ1800u▽市道10020号線道路新設改良事業(17年度1600万円、18年度3000万円)=椿海地区と市街地を結ぶ道路整備。L2・1q・W8・5m(歩道1・5m)▽小学校長寿命化・大規模改造事業(17年度500万円、18年度1000万円)▽中学校長寿命化・大規模改造事業(17年度500万円)▽生涯学習センター多目的ホール改修事業(16年度367万2000円、17年度2211万1000円)=非構造部材(天井等)の耐震改修工事▽野手総合グラウンド改修事業(18年度1億4000万円)=芝生整備等▽図書館・公民館空調設備中央監視システム改修工事(16〜18年度各199万5000円)▽新匝瑳市民病院建設事業(16年度750万円、17年度2600万円、18年度3000万円)▽新公立病院改革プラン策定事業(16年度650万円)k_times_comをフォローしましょう
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