全国情報ネットワーク：各地域で信頼される専門紙33紙で構成

　神奈川県企業庁は、２０１５年度から試行を開始した「いのち貢献度指名競争入札」について、発注状況を明らかにした。11月30日時点で35件を発注。水道営業所の年間発注件数のうち、おおむね１割に当たる。
　本年度のいのち貢献度指名競争入札の試行で企業庁は当初、営業所発注工事の１割程度を実施する目標を設定した。11月30日時点の35件は、同時点での発注件数２９０件の12・１％に当たり、当初の目標を達成している。
　本年度の試行の対象は、水道営業所が発注する「水道管類の布設・改良等」工事で、設計額が２５０万円を超え、規定に合致するものの一部。�@特に地域貢献度の高い社会貢献企業または優良工事施工業者を対象とした工事�A設計額がおおむね２５００万円未満の維持修繕等小規模工事�B　災害復旧に係る復旧工事�Cその他早期着手が必要な工事−の中から各営業所が適用を判断する。浄水場、ダムなどの工事は対象にならない。
　県は、14年度から県土整備局発注工事で、「いのち貢献度指名競争入札」を試行。15年度から県発注の各局工事などに試行範囲を拡大した。
　提供：建通新聞社