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北陸工業新聞社
2015/12/12

【石川】県議会一般質問/県内用地取得率26%に/北陸新幹線延伸、測量は73%

 石川県議会12月定例会は11日本会議を再開し、一川政之▽山口彦衛▽横山隆也▽佐藤正幸▽田中敬人▽室谷弘幸の6議員が一般質問した。
 北陸新幹線敦賀延伸に伴う県内区間の用地取得状況について藤崎雄二郎企画振興部長は「鉄道・運輸機構において進められている用地測量調査は11月末で73%が完了したと聞く」とし「県では用地測量調査が完了した地点から順次用地交渉に着手している。11月末で用地取得が必要な区間の取得率は暫定的だが距離ベースで26%」と報告した。一川議員への答弁。
 山口議員は農林水産省が16年度予算概算要求において農業農村整備事業関係費の大幅増額を要求していることに関連し、県営ほ場整備事業への影響を質した。谷本正憲知事は「農林水産省の農業農村整備事業関係予算の来年度概算要求額は今年度に比べて1000億円増の4588億円。また、現在検討されている今年度補正予算でもTPP対策の柱として同事業予算が盛り込まれる方向で調整が進んでいると聞く」とした。
 山口議員が県立野球場の大規模改修を提案したのに対して木下公司教育長は「アンケートでは両翼拡張や観客席増設といった意見もあるが、建設後40年が経過し大規模改修となると多額の経費を要するため、どうした方向で取り組むべきか悩ましい。中長期的な展望に立って機能充実、サービス向上の視点で優先順位を整理して検討したい」と述べるにとどめた。

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