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秋田建設工業新聞社
2015/12/16

【秋田】市立秋田総合病院改築・9F概算3,4000u規模

 地方独立行政法人市立秋田総合病院が運営する同病院の建て替えで、病院建設検討委員会がまとめた検討報告書の素案が市議会厚生委員会に示された。説明は市福祉保健部が行った。パブリックコメントを反映して新たな建設候補地に大町二丁目(ニューシティ跡地)を加え、前回提示した候補地と合わせて評価した結果、現在地を建て替え適地として選定した。現段階で想定される建設規模は9階建て、34,387uを見込んでいる。
 素案によると、現在の病院を運営しながら新病院を建設する場合、新たに借り入れる予定の北東側私有地に、第1駐車場(138台)と同規模の駐車スペースを確保したああと、第1駐車場部分に新病院を建設することが可能だとしている。
 建設候補地は、前回示した八橋鯲沼町、山王七丁目、旭北錦町、現在地(川元松丘町)に、パブリックコメントで追加要望のあった大町二丁目のニューシティ跡地を加えて評価した。
 このうち八橋鯲沼町、旭北錦町、現在地の3カ所で建て替えが可能としたが、土地の広さや形状、整備コストや手続き、診療圏(他病院との競合、診療圏に与える影響)の点が他の候補地に比べ優れており、合計点数で最高点の80点となったため、建て替え適地として選定した。
 今後の検討事項には概算建設費や事業手法の整理、事業スケジュールなどを挙げている。法人では素案に対する意見等を聴取した後、事業規模や事業手法などを検討して2月に成案をまとめ、成案に対する意見聴取を行ったうえで年度内に報告書を作成する。来年度中に基本構想を策定したい考え。

提供:秋田建設工業新聞社